【2025年版】知らないと損!ネットとスマホ代を節約する「1年乗り換え」の裏ワザ
公開日: 2025-09-07
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この記事の目次
はじめに
私が実際15年以上光回線を販売してきた経験と自宅でやっていることを共有できたらと思いこの記事を書きます。自分がやって”めんどくさかった会社”の紹介は省いてますので初心者の人でもわかる記事になってると思います。それではよろしくお願いします。
第1章 いま、通信会社で何が起きている?
最近、インターネットやスマホの料金が「なんだか高くなったな」と感じませんか?実はそれ、気のせいではありません。通信会社は、長く使ってくれているお客さんには気づかれにくい形で少しずつ値上げをし、その一方で、新しいお客さんを呼ぶために「今だけお得!」な大きな割引キャンペーンを行っています。
このレポートでは、そんな通信業界の仕組みを逆手にとって、通信費を賢く節約するための「1年乗り換え作戦」を、誰にでも分かるように徹底解説します。
1.1 知らないうちに負担が増える「こっそり値上げ」
最近、通信会社は料金プランを直接値上げするのではなく、もっと分かりにくい方法で私たちの負担を増やしています。
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古いプランが終了し、新しいプランに自動で切り替わる
NTTは、あまり使わない人向けの安いプラン(フレッツ光ライトなど)を2025年3月で終了します。これからは、あまり使わなくても料金が変わらない「使い放題プラン」に自動で切り替わります。今まであまりネットを使わず安く済んでいた人にとっては、実質的な値上げになってしまいます。 -
お店での手続き、どう選ぶ?時間とお金の新しい関係
これまで、スマホの契約は「お店で手続きすると事務手数料がかかり、WEB申し込みだと無料」というのが一般的でした。お店だと2〜3時間待って対面で手続きを完了させていましたが、WEB申し込みなら慣れている人だと10分ぐらいで完了することが可能です。
しかし、この仕組みが変わりつつあります。ドコモは店舗での手数料を値上げしますが、WEBでの手続きは無料のままです。一方でソフトバンクは、店舗手数料をさらに高くするだけでなく、今まで無料だったWEBでの手続きにも3,850円の手数料を導入します。これからは、私たち自身が「どう手続きするか」を選ぶ時代です。高い手数料を払って店舗で貴重な時間をかけて契約するのか、それとも少し安い手数料(または無料)で、WEBで自分で10分ぐらいで完了させるのか。自分の時間と手間、そしてお金を天秤にかけて、一番合った方法を選ぶ必要が出てきたのです。
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基本料金もじわじわ値上げ
auやドコモなどは、一部のスマホプランや自宅用Wi-Fi(ホームルーター)の月額料金も330円ほど値上げしています。
1.2 新しいお客さんだけ大歓迎?通信会社のホンネ
なぜこんなことが起きるのでしょうか?それは、通信会社の「お客さんの集め方」に理由があります。
- 長く使っているお客さん: 一度契約すると、乗り換えるのが面倒でそのまま使い続けてくれることが多いです。だから、少し値上げをしても解約されにくいと考えられています。
- 新しいお客さん: ライバル会社からお客さんを奪ってくるために、何万円もの現金プレゼント(キャッシュバック)や、「前の会社の解約金、うちが払いますよ!」といった大きなキャンペーンを打ち出します。
つまり、「長く使っているお客さんから少し多めにもらったお金を、新しいお客さんを呼ぶためのプレゼント代に使っている」という仕組みになっているのです。
このレポートで紹介する「1年乗り換え作戦」は、この仕組みを上手に利用します。ずっと「新しいお客さん」の立場でい続けることで、損をする側ではなく、常にお得なプレゼントをもらい続ける側になり、通信費を賢く節約しようという作戦です。
高額キャッシュバックの裏側:もらい忘れないための注意点
「数万円キャッシュバック!」といった、とても魅力的な特典には、その分、受け取るための条件が少し複雑になっていることがほとんどです。これらは、うっかりしているともらい損ねてしまう「落とし穴」になる可能性があるので、注意が必要です。
- 有料オプションへの加入が必須なことも: キャッシュバックの最高額をもらうために、いくつかの有料オプション(セキュリティソフトや電話サービスなど)に同時に入ることが条件になっているケースがとても多いです。これらのオプションは、しばらくしたら解約できることが多いですが、解約を忘れてしまうと、毎月の料金がキャッシュバック以上にかかってしまい、結局損をしてしまうこともあります。
- 忘れやすい時期に、面倒な手続きが必要: 最も高額な特典ほど、手続きがわざと分かりにくくされています。よくあるのが、契約してから11ヶ月後など、すっかり忘れた頃に手続きの案内メールが届くというパターンです。しかも、そのメールが普段使わない、契約時に作られた専用のメールアドレスにしか届かないことも多く、見逃しやすくなっています。
- 手続きできる期間がとても短い: 案内メールが届いてから、キャッシュバックの手続きを終えるまでの期間が、たったの45日以内など、非常に短く設定されていることもあります。忘れた頃に連絡が来て、締め切りも短い、という組み合わせで、手続きし忘れる人が出ることを狙っているのです。
これらの「つまずきやすいポイント」は、偶然ではありません。広告に書かれている高額キャッシュバックは、一定数の人がこれらの条件をクリアできずに、もらい忘れることを見越して成り立っています。ですから、この作戦を成功させるには、キャッシュバックを「もらえたらラッキー」ではなく、「絶対にやり遂げる大事な予定」としてしっかり管理することが重要です。
キャッシュバックを確実にゲットするためのやることリスト
上で説明した落とし穴を避けて、キャッシュバックを確実にもらうためには、以下のリストに沿って計画的に進めることが大切です。
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条件をじっくり読む: 申し込む前に、キャッシュバックをもらうための条件を隅々まで読んで、何をすべきかを正確に把握しましょう。
当サイトを読んでいただければ各会社・代理店窓口の注意点がわかるようになってます。
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スマホのカレンダーに登録する: 契約が済んだら、すぐにスマホのカレンダーなどに、手続きが始まる日と締め切りの日を、何度も通知が来るように登録しておきましょう。
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案内メールが届く場所を確認する: 手続きの案内がどのメールアドレスに届くのかをしっかり確認し、定期的にチェックするクセをつけましょう。
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オプション解約も忘れずにカレンダーへ: 有料オプションに入った場合は、いつから解約できるかを確認し、その日付で解約手続きをするための予定もカレンダーに入れておきましょう。
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手続きの方法を確認する: キャッシュバックが自動で振り込まれるのか、自分で手続きが必要なのかを確認します。自分で手続きが必要な場合は、必要な情報(契約IDやパスワードなど)を前もって準備しておくと安心です。
第2章 インターネット乗り換えの具体的な手順
インターネット回線の乗り換えは、どの種類の回線を選ぶかによって、やることが大きく変わります。この章では、「独自回線」への乗り換えと、「光コラボ」という種類の回線同士での乗り換え、それぞれの具体的な手順を説明します。
2.1 大きな特典を狙うなら「独自回線」への乗り換え
高額なキャッシュバックを狙うなら、「独自回線」への乗り換えが主な選択肢になります。この場合、手続きは常に「新しく契約する」という形になり、家での工事が必要になります。
- 「独自回線」って何?: 「独自回線」とは、NTTが持っている「フレッツ光」の設備とは違う、会社が自分で用意した設備を使っているインターネットサービスのことです。有名なのは「NURO光」や「auひかり」です。自分たちだけの道を使っているので、道が混みにくく、スピードが速くて安定していることが多いのが特徴です。ただし、使えるエリアが限られているという弱点もあります。
- 「独自回線」への乗り換え手順:
- ステップ1:新しい回線に申し込んで、工事の日を決める: まず、乗り換えたい独自回線の会社(例えばNURO光)に申し込みます。ここで一番大事なのは、新しい回線を使えるようにするための工事の日を決めることです。
- ステップ2:工事に立ち会う: 決まった日時に、担当者が家に来て、光ファイバーのケーブルを部屋に引き込む工事をします。この工事には、基本的に契約者本人が立ち会う必要があります。
- ステップ3:今の回線を解約する: インターネットが使えない期間ができないように、今使っているサービスの解約手続きは、必ず新しいサービスの工事日が決まってから始めましょう。解約する日は、新しいサービスが使えるようになった後の日に設定するのがベストです。
- ステップ4:レンタルしていた機械を返す: 今まで使っていた会社から借りていたルーターなどの機械は、指示に従って返却します。
この方法は、新しく設備を引くので少し手間と時間がかかりますが、その分、快適なインターネット環境と高額なキャッシュバックが手に入る可能性があります。
2.2 手間をかけたくないなら「光コラボ」同士の乗り換え
できるだけ楽に乗り換えたい、という場合は、「光コラボ」という種類のサービス同士で乗り換えるのが一番です。この手続きは「事業者変更」と呼ばれ、家での工事が必要ないため、とてもスムーズに進みます。
- 「光コラボ」って何?: 「光コラボ」とは、NTTが日本中に張り巡らせた「フレッツ光」の設備を、ドコモやソフトバンク、楽天といった色々な会社が借りて提供しているサービスのことです。みんな同じ設備を使っているので、会社から会社への乗り換えがとても簡単なのです。
- 「光コラボ」同士の乗り換え手順:
- ステップ1:乗り換え用の「合言葉」をもらう: まず、今契約している光コラボの会社に連絡して、「事業者変更承諾番号」というものを発行してもらいます。これは、FかTで始まる11桁の番号で、乗り換えに必要な「合言葉」のようなものです。
- 有効期限に注意!: この「合言葉」には、発行された日を含めて15日間という有効期限があります。この期間内に、新しい会社への申し込みを終わらせる必要があります。
- ステップ2:新しい会社に申し込む: 乗り換えたい光コラボの会社のウェブサイトなどから申し込みます。その時に、「事業者変更」という項目を選んで、さっきもらった「合言葉」を入力します。
- ステップ3:自動でサービスが切り替わる: 申し込み時に決めた日になると、サービスは自動的に新しい会社のものに切り替わります。あなたが今使っている会社に「解約します」と連絡する必要はありません。新しい会社に申し込むだけで、解約手続きも自動でやってくれます。
- ステップ4:接続の設定を変える: サービスが切り替わったら、ルーターやパソコンの設定画面で、インターネットに接続するためのIDやパスワードを、新しい会社のものに書き換える必要があります。
この方法は、設備はNTTのものをそのまま使い、契約している会社だけを変える手続きなので、工事の必要がなく、利用者にとってはとても簡単で安心な乗り換え方法です。
第3章 実際に計算!1年でどれくらいおトクになるの?
ここまでの説明をふまえて、この章では1年ごとに乗り換える作戦で、実際にどれくらいお金を節約できるのかを計算してみます。2025年9月5日時点の本当のデータを使って、いくつかのパターンを比べることで、この作戦がどれだけ効果的かを見ていきましょう。
2025年のおすすめインターネット回線と特典
計算の元になる、今一番おトクなインターネット回線(1ギガプラン)のキャッシュバック情報を下の表にまとめました。ただ金額を並べるだけでなく、どんな条件があるのか、いつお金がもらえるのか、といった大事な情報も一緒に載せています。
表1:2025年9月5日時点のおすすめインターネット回線と特典(1ギガプラン)
会社名(申し込み窓口) | 回線の種類 | もらえる最高額 | 主な条件 | もらえる時期 |
---|---|---|---|---|
NURO光 (公式サイト) | 独自回線 | 85,000円 | 2年または3年契約 | 使い始めて11ヶ月目と17ヶ月目 |
auひかり (GMOとくとくBB) | 独自回線 | 82,000円 | 3年契約+ひかり電話 | 使い始めて12ヶ月目と24ヶ月目 |
ドコモ光 (GMOとくとくBB) | 光コラボ | 39,000円 | 2年契約 | 使い始めて5ヶ月目 |
ソフトバンク光 (N's Company) | 光コラボ | 45,000円 | 2年契約 | 使い始めて2ヶ月目 |
ビッグローブ光 (NNコミュニケーションズ) | 光コラボ | 30,000円 | 2年または3年契約 | 使い始めて2ヶ月目 5 |
乗り換えた場合と、そのままの場合を比べてみよう
次に、上の特典を使って1年で乗り換えた場合にかかるお金を計算します。比較のために、乗り換えずに同じサービスを2年目も使い続ける「現状維持」の場合も計算してみます。(一戸建てのプランで計算します)
- パターンA(とにかくおトクに): 今のサービスから、一番キャッシュバックが多いNURO光(2年契約)へ乗り換える場合。
- パターンB(手軽さ重視で): 今使っている光コラボから、キャッシュバックが早くもらえてバランスの良いソフトバンク光(N's Company経由)へ乗り換える場合。
- パターンC(手軽さ重視で): 同じく光コラボのビッグローブ光(NNコミュニケーションズ経由)へ乗り換える場合。
- パターンD(現状維持): 特典などがない状態で、今使っている光コラボを2年目もそのまま使い続ける場合。
表2:インターネット回線の年間費用と節約額の比較(12ヶ月間)
かかるお金・もらえるお金 | パターンA:おトクに (NURO光) | パターンB:手軽に (ソフトバンク光) | パターンC:手軽に (ビッグローブ光) | パターンD:現状維持 |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 5,700円 | 5,720円 | 5,478円 | 5,720円 |
月額料金の合計 (12ヶ月) | 68,400円 | 68,640円 | 65,736円 | 68,640円 |
最初にかかる費用 | ||||
新しい契約の手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 0円 |
解約にかかる費用 | ||||
前の会社の解約金 (予想) | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 0円 |
新しい会社の解約金 (1年後) | 3,740円 (2年契約) | 5,720円 (2年契約) | 4,100円 (3年プラン) | なし |
工事費の残りの支払い (重要) | 22,000円 (24回払いの残り) | 15,840円 (24回払いの残り) | 19,067円 (36回払いの残り) | 0円 |
かかるお金の合計 | 102,440円 | 98,500円 | 97,203円 | 68,640円 |
もらえるお金(特典) | ||||
キャッシュバック | -60,000円 | -45,000円 | -30,000円 | 0円 |
実質的な年間の出費 | 42,440円 | 53,500円 | 67,203円 | 68,640円 |
現状維持と比べた節約額 | 26,200円 | 15,140円 | 1,437円 | - |
計算結果を見てみよう:一番の注意点は「工事費の残り」
この計算から、1年ごとに乗り換える作戦が、確かにお金を節約できることが分かります。
- パターンA(とにかくおトクに)では、何もしない場合と比べて、1年間で26,200円も節約できます。これは、高額なキャッシュバックが、解約金などの費用を全部払ってもお釣りがくるくらい大きいからです。
- パターンB(手軽さ重視で)でも、1年間で15,140円の節約になります。工事がいらない手軽さを考えれば、こちらも十分魅力的な選択肢です。
- パターンC(手軽さ重視で)も同様に工事不要で乗り換えられますが、1年で乗り換えた場合の節約額は1,437円と限定的です。これは、工事費の分割払いが36回と長いため、1年でやめると残りの支払いが多くなってしまうのが主な理由です。
この計算で一番大事なポイントは、「工事費の残りの支払い」です。多くの会社が「工事費は実質タダ!」とうたっていますが、これは工事費がゼロになるわけではありません。本当は、工事費を分割で払っているのを、毎月の料金から同じ金額だけ割引してくれる、という仕組みなのです。そのため、分割払いが終わる前に解約してしまうと、まだ払っていない分の工事費が、最後にまとめて請求されてしまいます。
じゃあ、どうするのか?
1年経つ頃に、次の乗り換え先を探すんですが、ここで一番大事なのは、「今解約するとかかる解約金や工事費の残りを、代わりに払ってくれるキャンペーンをやっている会社」を選ぶことです。実際私も乗り換えるときは乗り換えキャンペーンを利用してます。
各社が「解約金を最大〇〇円まで負担します」と言っている金額には、実はその会社の狙いが隠されています。
例えば、ソフトバンク光が「最大10万円まで負担します」と言っているのはなぜでしょう。auひかりのような会社は、途中で解約すると工事費の残りなどで3万円以上の解約金がかかることがあります。ソフトバンク光の10万円という金額は、そういった高い解約金を余裕で払えるように設定されているのです。
これは、「auひかりを使っている皆さん、うち(ソフトバンク光)に乗り換えれば、解約金は全部こっちで持ちますから安心してくださいね!」という強いメッセージです。
この仕組みが分かっていれば、解約金が高くなりそうな会社と契約してしまった時でも、「次はソフトバンク光に乗り換えれば大丈夫だな」と計画的に動くことができます。
第4章 スマホ代も同じ方法で節約しよう!
この「1年乗り換え作戦」は、スマホの契約でも使えます。ただし、インターネット回線とは少しだけルールが違います。
4.1 スマホ乗り換えは「ポイント」がカギ
インターネット回線のプレゼントは「現金」が多いですが、スマホの場合は楽天ポイントやPayPayポイントといった「ポイント」でもらえることがほとんどです。でも、これらのポイントは普段の買い物や支払いに使えるので、現金と同じように考えて大丈夫です。
作戦は同じです。電話番号をそのままで他の会社に乗り換える(MNP)ことで、高額なポイントをもらい、そのポイントで月々のスマホ代を支払えば、年間のスマホ代を大きく節約できます。
4.2 2025年、スマホ乗り換えはどこがお得?
会社によって、もらえるポイントの種類やもらい方が違います。
- ahamo
dポイントが20,000円分もらえることが多いです。ただし、毎月4,000ポイントずつ5ヶ月に分けてもらう、といった形が多いので、すぐには全額もらえません 。 - ワイモバイル
PayPayポイントが最大20,000円分、しかも「一括」でもらえるのが大きな魅力です。 - LINEMO
ワイモバイルと同じく、PayPayポイントがもらえます。最大20,000円分です。 - 楽天モバイル
楽天ポイントが14,000分もらえるキャンペーンをよくやっています。ahamoと同じように、数ヶ月に分けてもらうことが多いです。 - UQ mobile
au PAYという電子マネーで最大15,000円分がもらえます。
4.3 ポイントを最大限に活用するコツ
スマホの乗り換え先を選ぶ時は、もらえるポイントの金額だけでなく、「いつ、どのポイントがもらえるか」を考えるのがコツです。
もし、すぐにポイントをもらって自由に使いたいなら、一括でPayPayポイントがもらえるワイモバイルが一番です 25。
もし、あなたが普段から楽天市場でよく買い物をするなら、楽天ポイントがもらえる楽天モバイルがお得です。同じように、PayPayをよく使うならワイモバイルやLINEMOが便利です。
自分の生活スタイルに合ったポイントがもらえる会社を選ぶことで、節約効果をさらにアップさせることができます。
4.4 実際に計算!スマホ乗り換えでいくら節約できる?
では、スマホも実際に乗り換えたらどれくらい節約できるか計算してみましょう。ここでは、ポイントが一括でもらえるワイモバイルを例にします。
- モデルケース
- 乗り換え先: ワイモバイル
- プラン: 月に20GB使えるプラン(月額4,015円)
- もらえる特典: PayPayポイント 20,000円分
- 計算してみよう
- 1年間で払うお金の合計:
- 事務手数料(ネット申込):3,850円
- 1年間の料金:4,015円 × 12ヶ月 = 48,180円
- 合計: 3,850円 + 48,180円 = 52,030円
- もらえるお金(ポイント):
- PayPayポイント:20,000円分
- 1年間の実質的な出費は?
- 52,030円(払うお金) - 20,000円(もらえるポイント) = 32,030円
- 1年間で払うお金の合計:
-
結論:
普通に1年間使うと52,030円かかるところを、乗り換えキャンペーンでもらった20,000円分のポイントで支払うことで、実質的な負担を32,030円まで減らせます。つまり、年間で約20,000円も節約できる計算です。これは、月々のスマホ代約5ヶ月分がタダになるのと同じくらいのインパクトです。
表3:【2025年版】スマホ乗り換えキャンペーン比較
会社名 | もらえる特典(最大) | ポイントの種類 | 主な条件 | ポイントのもらい方 |
---|---|---|---|---|
ahamo | 20,000円分 | dポイント | 電話番号そのまま乗り換え | 数ヶ月に分けてもらう |
ワイモバイル | 20,000円分 | PayPayポイント | 電話番号そのまま乗り換え | 一括でもらう |
LINEMO | 20,000円分 | PayPayポイント | 電話番号そのまま乗り換え | 一括でもらう |
楽天モバイル | 14,000円分 | 楽天ポイント | 電話番号そのまま乗り換え | 数ヶ月に分けてもらう |
UQ mobile | 15,000円分 | au PAY | 電話番号そのまま乗り換え | 数ヶ月に分けてもらう |
表4:スマホ乗り換えの節約シミュレーション(ワイモバイル)
項目 | 払うお金(-) | もらえるお金(+) | 合計 |
---|---|---|---|
パートA:1年間で払うお金 | |||
事務手数料(ネット申込) | 3,850円 | ||
1年間の料金(4,015円 x 12ヶ月) | 48,180円 | ||
払うお金の合計 | 52,030円 | ||
パートB:キャンペーンでもらえるお金 | |||
PayPayポイント | 20,000円 | +20,000円 | |
パートC:最終的な節約効果 | |||
1年間の実質的な出費(A - B) | 32,030円 | ||
1年間で節約できた金額 | 20,000円 |
第5章 損しないための注意点:「ブラックリスト」って本当にあるの?
「そんなに短期間で乗り換えを繰り返したら、ブラックリストに載って契約できなくなるんじゃないの?」と心配になるかもしれません。ここでは、その「ブラックリスト」の本当のところを解説します。
5.1 国のルールと、現場のウワサ
- 国の公式なルール
総務省というお役所は、「短い期間で解約したことだけを理由に、次の契約を断ってはいけません」というルールを決めています。なので、国が管理するような公式な「短期解約ブラックリスト」はありません。 -
現場でささやかれるウワサ
しかし、実際には「短期解約が理由で契約を断られた」「お店の人に『半年以内にやめるとブラックリストに載る』と言われた」という話はたくさんあります。これは、通信会社がそれぞれ独自に「要注意リスト」のようなものを持っている可能性が高いことを示しています。
5.2 「ブラックリスト」は3種類ある
私たちが心配する「ブラックリスト」には、実は3つの種類があります。これをごちゃ混ぜにしないことが大事です。
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お金のブラックリスト(信用情報)
これは、クレジットカードの支払いや、スマホ本体を分割払いで買ってその支払いを滞納した場合などに載るリストです。毎月の料金をきちんと払っていれば、乗り換えを何回しようと、ここに載ることは絶対にありません。 - 料金未払い者のリスト
これは、料金を払わずに強制的に解約させられた人のリストで、いくつかの通信会社で共有されています。これも、滞納した料金を全部払えばリストから消えます。 -
会社独自の「要注意リスト」
これこそが、「1年乗り換え作戦」で唯一気をつけなければいけないリストです。これは各会社が独自に持っているリストで、他の会社と共有はされません。ここに載ってしまう一番の理由は、「キャンペーンの特典だけが目的で、サービスをまともに使う気がない」と判断された場合です。例えば、割引で安く買ったスマホをすぐに売ってしまう「転売ヤー」などが対象です。
5.3 要注意リストに入らないための対策
この会社独自の「要注意リスト」を避けるためには、以下の2つのポイントを守ることがとても効果的です。
- 「安全な期間」は使う
はっきりとした決まりはありませんが、だいたい半年(180日)が一つの目安と言われています。ここで紹介している 「12ヶ月(1年)」という期間は、会社から「この人はちゃんとサービスを使ってくれるお客さんだ」と見なしてもらうのに十分な、とても安全な期間です。 -
スマホ本体の購入とセットにしない
会社が一番警戒するのは、割引で安く買ったスマホ(特にiPhone)をすぐに解約されることです。これは転売を疑われやすいからです。この記事の作戦は、インターネット回線やSIMカードといった「通信サービスだけ」の契約に絞っています。スマホ本体の購入を一緒にしなければ、警戒されるレベルはぐっと下がります。
結論として、料金をきちんと払い、1年という期間をしっかり使ってから乗り換えれば、ブラックリストを過度に心配する必要はありません。 特に、スマホ本体が絡まないインターネット回線の乗り換えは、リスクが非常に低いと言えます。
第6章 まとめ:この節約ワザ、やる価値ある?
この記事では、通信会社の料金の仕組みをうまく利用して、インターネットとスマホの料金を節約する「1年乗り換え作戦」を解説しました。計算してみた結果、この作戦は年間で数万円単位の節約ができる、とても効果的な方法だと分かりました。
6.1 乗り換えを成功させるためのチェックリスト
手続きで失敗して、もらえるはずのプレゼントをもらい損ねないように、以下の点をチェックしましょう。
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書類は絶対に保管する!
一番大事なことです。前の会社から送られてくる「最後の請求書」や「解約を証明する書類」は必ず取っておきましょう。これがないと、新しい会社に解約金を払ってもらえません。 - タイミングを合わせる
インターネットが使えない期間ができないように、「新しい回線の工事日が決まってから、古い回線を解約する」のが一番安全です。 -
申請を忘れない!
現金プレゼントやポイントをもらうには、ほとんどの場合、自分から申請手続きをする必要があります。特に、普段使わないメールアドレスに案内が届くこともあるので、契約の時に「どうやって案内が来るのか」をしっかり確認しておきましょう。
6.2 最終結論:この作戦、手間をかける価値はある?
- 節約できる金額は?
計算が示した通り、この作戦はとても効果的です。インターネット回線だけで年間30,000円以上、スマホの乗り換えでさらに20,000円前後の節約が期待できます。 -
かかる手間は?
1年間の乗り換えにかかる時間は、情報収集や手続きを全部合わせても、おそらく3〜5時間程度です。もし5時間の手間で年間50,000円節約できたとしたら、時給10,000円のアルバイトをしたのと同じくらいお得です。 -
この作戦はいつまで使える?
通信会社が「新しいお客さんを大歓迎する」という今のやり方を続ける限り、この節約方法は有効です。賢く情報を集めて行動すれば、これからも通信費の負担を大きく減らし続けることができるでしょう。