【2025年版】知らないと損!ネットとスマホ代を節約する「1年乗り換え」の裏ワザ


公開日: 2025-09-07

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この記事の目次


はじめに

私が実際15年以上光回線を販売してきた経験と自宅でやっていることを共有できたらと思いこの記事を書きます。自分がやって”めんどくさかった会社”の紹介は省いてますので初心者の人でもわかる記事になってると思います。それではよろしくお願いします。





第1章 いま、通信会社で何が起きている?

最近、インターネットやスマホの料金が「なんだか高くなったな」と感じませんか?実はそれ、気のせいではありません。通信会社は、長く使ってくれているお客さんには気づかれにくい形で少しずつ値上げをし、その一方で、新しいお客さんを呼ぶために「今だけお得!」な大きな割引キャンペーンを行っています。

このレポートでは、そんな通信業界の仕組みを逆手にとって、通信費を賢く節約するための「1年乗り換え作戦」を、誰にでも分かるように徹底解説します。



1.1 知らないうちに負担が増える「こっそり値上げ」

最近、通信会社は料金プランを直接値上げするのではなく、もっと分かりにくい方法で私たちの負担を増やしています。



1.2 新しいお客さんだけ大歓迎?通信会社のホンネ

なぜこんなことが起きるのでしょうか?それは、通信会社の「お客さんの集め方」に理由があります。

つまり、「長く使っているお客さんから少し多めにもらったお金を、新しいお客さんを呼ぶためのプレゼント代に使っている」という仕組みになっているのです。

このレポートで紹介する「1年乗り換え作戦」は、この仕組みを上手に利用します。ずっと「新しいお客さん」の立場でい続けることで、損をする側ではなく、常にお得なプレゼントをもらい続ける側になり、通信費を賢く節約しようという作戦です。


高額キャッシュバックの裏側:もらい忘れないための注意点

「数万円キャッシュバック!」といった、とても魅力的な特典には、その分、受け取るための条件が少し複雑になっていることがほとんどです。これらは、うっかりしているともらい損ねてしまう「落とし穴」になる可能性があるので、注意が必要です。

これらの「つまずきやすいポイント」は、偶然ではありません。広告に書かれている高額キャッシュバックは、一定数の人がこれらの条件をクリアできずに、もらい忘れることを見越して成り立っています。ですから、この作戦を成功させるには、キャッシュバックを「もらえたらラッキー」ではなく、「絶対にやり遂げる大事な予定」としてしっかり管理することが重要です。


キャッシュバックを確実にゲットするためのやることリスト

上で説明した落とし穴を避けて、キャッシュバックを確実にもらうためには、以下のリストに沿って計画的に進めることが大切です。

  1. 条件をじっくり読む: 申し込む前に、キャッシュバックをもらうための条件を隅々まで読んで、何をすべきかを正確に把握しましょう。

    当サイトを読んでいただければ各会社・代理店窓口の注意点がわかるようになってます

  2. スマホのカレンダーに登録する: 契約が済んだら、すぐにスマホのカレンダーなどに、手続きが始まる日と締め切りの日を、何度も通知が来るように登録しておきましょう。

  3. 案内メールが届く場所を確認する: 手続きの案内がどのメールアドレスに届くのかをしっかり確認し、定期的にチェックするクセをつけましょう。

  4. オプション解約も忘れずにカレンダーへ: 有料オプションに入った場合は、いつから解約できるかを確認し、その日付で解約手続きをするための予定もカレンダーに入れておきましょう。

  5. 手続きの方法を確認する: キャッシュバックが自動で振り込まれるのか、自分で手続きが必要なのかを確認します。自分で手続きが必要な場合は、必要な情報(契約IDやパスワードなど)を前もって準備しておくと安心です。





第2章 インターネット乗り換えの具体的な手順

インターネット回線の乗り換えは、どの種類の回線を選ぶかによって、やることが大きく変わります。この章では、「独自回線」への乗り換えと、「光コラボ」という種類の回線同士での乗り換え、それぞれの具体的な手順を説明します。



2.1 大きな特典を狙うなら「独自回線」への乗り換え

高額なキャッシュバックを狙うなら、「独自回線」への乗り換えが主な選択肢になります。この場合、手続きは常に「新しく契約する」という形になり、家での工事が必要になります。

この方法は、新しく設備を引くので少し手間と時間がかかりますが、その分、快適なインターネット環境と高額なキャッシュバックが手に入る可能性があります。



2.2 手間をかけたくないなら「光コラボ」同士の乗り換え

できるだけ楽に乗り換えたい、という場合は、「光コラボ」という種類のサービス同士で乗り換えるのが一番です。この手続きは「事業者変更」と呼ばれ、家での工事が必要ないため、とてもスムーズに進みます。

この方法は、設備はNTTのものをそのまま使い、契約している会社だけを変える手続きなので、工事の必要がなく、利用者にとってはとても簡単で安心な乗り換え方法です。





第3章 実際に計算!1年でどれくらいおトクになるの?

ここまでの説明をふまえて、この章では1年ごとに乗り換える作戦で、実際にどれくらいお金を節約できるのかを計算してみます。2025年9月5日時点の本当のデータを使って、いくつかのパターンを比べることで、この作戦がどれだけ効果的かを見ていきましょう。


2025年のおすすめインターネット回線と特典

計算の元になる、今一番おトクなインターネット回線(1ギガプラン)のキャッシュバック情報を下の表にまとめました。ただ金額を並べるだけでなく、どんな条件があるのか、いつお金がもらえるのか、といった大事な情報も一緒に載せています。

表1:2025年9月5日時点のおすすめインターネット回線と特典(1ギガプラン)

会社名(申し込み窓口) 回線の種類 もらえる最高額 主な条件 もらえる時期
NURO光 (公式サイト) 独自回線 85,000円 2年または3年契約 使い始めて11ヶ月目と17ヶ月目
auひかり (GMOとくとくBB) 独自回線 82,000円 3年契約+ひかり電話 使い始めて12ヶ月目と24ヶ月目
ドコモ光 (GMOとくとくBB) 光コラボ 39,000円 2年契約 使い始めて5ヶ月目
ソフトバンク光 (N's Company) 光コラボ 45,000円 2年契約 使い始めて2ヶ月目
ビッグローブ光 (NNコミュニケーションズ) 光コラボ 30,000円 2年または3年契約 使い始めて2ヶ月目 5

乗り換えた場合と、そのままの場合を比べてみよう

次に、上の特典を使って1年で乗り換えた場合にかかるお金を計算します。比較のために、乗り換えずに同じサービスを2年目も使い続ける「現状維持」の場合も計算してみます。(一戸建てのプランで計算します)

表2:インターネット回線の年間費用と節約額の比較(12ヶ月間)

かかるお金・もらえるお金 パターンA:おトクに (NURO光) パターンB:手軽に (ソフトバンク光) パターンC:手軽に (ビッグローブ光) パターンD:現状維持
月額料金 5,700円 5,720円 5,478円 5,720円
月額料金の合計 (12ヶ月) 68,400円 68,640円 65,736円 68,640円
最初にかかる費用
新しい契約の手数料 3,300円 3,300円 3,300円 0円
解約にかかる費用
前の会社の解約金 (予想) 5,000円 5,000円 5,000円 0円
新しい会社の解約金 (1年後) 3,740円 (2年契約) 5,720円 (2年契約) 4,100円 (3年プラン) なし
工事費の残りの支払い (重要) 22,000円 (24回払いの残り) 15,840円 (24回払いの残り) 19,067円 (36回払いの残り) 0円
かかるお金の合計 102,440円 98,500円 97,203円 68,640円
もらえるお金(特典)
キャッシュバック -60,000円 -45,000円 -30,000円 0円
実質的な年間の出費 42,440円 53,500円 67,203円 68,640円
現状維持と比べた節約額 26,200円 15,140円 1,437円 -

計算結果を見てみよう:一番の注意点は「工事費の残り」

この計算から、1年ごとに乗り換える作戦が、確かにお金を節約できることが分かります。

この計算で一番大事なポイントは、「工事費の残りの支払い」です。多くの会社が「工事費は実質タダ!」とうたっていますが、これは工事費がゼロになるわけではありません。本当は、工事費を分割で払っているのを、毎月の料金から同じ金額だけ割引してくれる、という仕組みなのです。そのため、分割払いが終わる前に解約してしまうと、まだ払っていない分の工事費が、最後にまとめて請求されてしまいます。

じゃあ、どうするのか?

1年経つ頃に、次の乗り換え先を探すんですが、ここで一番大事なのは、「今解約するとかかる解約金や工事費の残りを、代わりに払ってくれるキャンペーンをやっている会社」を選ぶことです。実際私も乗り換えるときは乗り換えキャンペーンを利用してます。

各社が「解約金を最大〇〇円まで負担します」と言っている金額には、実はその会社の狙いが隠されています。

例えば、ソフトバンク光が「最大10万円まで負担します」と言っているのはなぜでしょう。auひかりのような会社は、途中で解約すると工事費の残りなどで3万円以上の解約金がかかることがあります。ソフトバンク光の10万円という金額は、そういった高い解約金を余裕で払えるように設定されているのです。

これは、「auひかりを使っている皆さん、うち(ソフトバンク光)に乗り換えれば、解約金は全部こっちで持ちますから安心してくださいね!」という強いメッセージです。

この仕組みが分かっていれば、解約金が高くなりそうな会社と契約してしまった時でも、「次はソフトバンク光に乗り換えれば大丈夫だな」と計画的に動くことができます。






第4章 スマホ代も同じ方法で節約しよう!

この「1年乗り換え作戦」は、スマホの契約でも使えます。ただし、インターネット回線とは少しだけルールが違います。



4.1 スマホ乗り換えは「ポイント」がカギ

インターネット回線のプレゼントは「現金」が多いですが、スマホの場合は楽天ポイントやPayPayポイントといった「ポイント」でもらえることがほとんどです。でも、これらのポイントは普段の買い物や支払いに使えるので、現金と同じように考えて大丈夫です。

作戦は同じです。電話番号をそのままで他の会社に乗り換える(MNP)ことで、高額なポイントをもらい、そのポイントで月々のスマホ代を支払えば、年間のスマホ代を大きく節約できます。



4.2 2025年、スマホ乗り換えはどこがお得?

会社によって、もらえるポイントの種類やもらい方が違います。



4.3 ポイントを最大限に活用するコツ

スマホの乗り換え先を選ぶ時は、もらえるポイントの金額だけでなく、「いつ、どのポイントがもらえるか」を考えるのがコツです。

もし、すぐにポイントをもらって自由に使いたいなら、一括でPayPayポイントがもらえるワイモバイルが一番です 25。

もし、あなたが普段から楽天市場でよく買い物をするなら、楽天ポイントがもらえる楽天モバイルがお得です。同じように、PayPayをよく使うならワイモバイルLINEMOが便利です。

自分の生活スタイルに合ったポイントがもらえる会社を選ぶことで、節約効果をさらにアップさせることができます。



4.4 実際に計算!スマホ乗り換えでいくら節約できる?

では、スマホも実際に乗り換えたらどれくらい節約できるか計算してみましょう。ここでは、ポイントが一括でもらえるワイモバイルを例にします。


表3:【2025年版】スマホ乗り換えキャンペーン比較

会社名 もらえる特典(最大) ポイントの種類 主な条件 ポイントのもらい方
ahamo 20,000円分 dポイント 電話番号そのまま乗り換え 数ヶ月に分けてもらう
ワイモバイル 20,000円分 PayPayポイント 電話番号そのまま乗り換え 一括でもらう
LINEMO 20,000円分 PayPayポイント 電話番号そのまま乗り換え 一括でもらう
楽天モバイル 14,000円分 楽天ポイント 電話番号そのまま乗り換え 数ヶ月に分けてもらう
UQ mobile 15,000円分 au PAY 電話番号そのまま乗り換え 数ヶ月に分けてもらう

表4:スマホ乗り換えの節約シミュレーション(ワイモバイル)

項目 払うお金(-) もらえるお金(+) 合計
パートA:1年間で払うお金
事務手数料(ネット申込) 3,850円
1年間の料金(4,015円 x 12ヶ月) 48,180円
払うお金の合計 52,030円
パートB:キャンペーンでもらえるお金
PayPayポイント 20,000円 +20,000円
パートC:最終的な節約効果
1年間の実質的な出費(A - B) 32,030円
1年間で節約できた金額 20,000円





第5章 損しないための注意点:「ブラックリスト」って本当にあるの?

「そんなに短期間で乗り換えを繰り返したら、ブラックリストに載って契約できなくなるんじゃないの?」と心配になるかもしれません。ここでは、その「ブラックリスト」の本当のところを解説します。



5.1 国のルールと、現場のウワサ



5.2 「ブラックリスト」は3種類ある

私たちが心配する「ブラックリスト」には、実は3つの種類があります。これをごちゃ混ぜにしないことが大事です。

  1. お金のブラックリスト(信用情報)
    これは、クレジットカードの支払いや、スマホ本体を分割払いで買ってその支払いを滞納した場合などに載るリストです。毎月の料金をきちんと払っていれば、乗り換えを何回しようと、ここに載ることは絶対にありません。
  2. 料金未払い者のリスト
    これは、料金を払わずに強制的に解約させられた人のリストで、いくつかの通信会社で共有されています。これも、滞納した料金を全部払えばリストから消えます。
  3. 会社独自の「要注意リスト」
    これこそが、「1年乗り換え作戦」で唯一気をつけなければいけないリストです。これは各会社が独自に持っているリストで、他の会社と共有はされません。ここに載ってしまう一番の理由は、「キャンペーンの特典だけが目的で、サービスをまともに使う気がない」と判断された場合です。例えば、割引で安く買ったスマホをすぐに売ってしまう「転売ヤー」などが対象です。


5.3 要注意リストに入らないための対策

この会社独自の「要注意リスト」を避けるためには、以下の2つのポイントを守ることがとても効果的です。

結論として、料金をきちんと払い、1年という期間をしっかり使ってから乗り換えれば、ブラックリストを過度に心配する必要はありません。 特に、スマホ本体が絡まないインターネット回線の乗り換えは、リスクが非常に低いと言えます。





第6章 まとめ:この節約ワザ、やる価値ある?

この記事では、通信会社の料金の仕組みをうまく利用して、インターネットとスマホの料金を節約する「1年乗り換え作戦」を解説しました。計算してみた結果、この作戦は年間で数万円単位の節約ができる、とても効果的な方法だと分かりました。



6.1 乗り換えを成功させるためのチェックリスト

手続きで失敗して、もらえるはずのプレゼントをもらい損ねないように、以下の点をチェックしましょう。



6.2 最終結論:この作戦、手間をかける価値はある?