povoで後悔する前に!「基本料0円」の罠とプロが教える本当の使い方

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このサイトが、あなたの暮らしをちょっぴり豊かにするきっかけになれば嬉しいです。どうぞ、ゆっくりしていってくださいね。

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povo(ポヴォ)って結局どうなの?一言でまとめると

povoについて、基本料金0円と聞くけど、本当にメリットがあるのか迷ってしまいますよね。そこで、スマホのプロとして「povoはあなたに合っているのか?」を、誰にでも分かるように、ハッキリと解説します。

結論から言うと、povoは「ある特定の人には最高のプランだけど、それ以外の人には全くおすすめできない」という、メリットとデメリットがはっきりしたプランです。

povoの魅力は、auと同じ高品質な電波を、これまでにないほど自由に、そして安く使える可能性があることです。しかし、その自由と引き換えに、これまでの携帯会社が当たり前に提供してくれた手厚いサポートや、毎月決まった料金で安心できるシンプルさはありません。

つまり、povoがあなたに合うかどうかは、「自由と引き換えに、すべて自分で管理する覚悟があるか?」で決まります。

項目良いところ(メリット)注意が必要なところ(デメリット)
料金の仕組み基本料金が0円。必要な分だけネット通信量(ギガ)を買う「トッピング」方式で、無駄がない。ギガを買わないと、ネットはほぼ使えない超低速になる。毎回ギガを買うのが手間に感じることも。
料金の安さ他社からの乗り換えキャンペーンと、長期間使えるギガのまとめ買いを組み合わせると、市場トップクラスの安さを実現できる。SIMカードをなくしたり壊したりしたときの再発行手数料が高い(3,850円。余ったギガは翌月に繰り越せない。
通信の品質au本家と同じ電波なので、通信は速くて安定している。特にお昼休みなど、混みあう時間でも速度が落ちにくい。一部の利用者からは、時間や場所によって速度が遅くなるとの声もある。
サポートサポートはネットのチャットのみ。お店や電話での相談は一切できない
契約や管理申し込みから日々の管理まで、すべてスマホアプリで完結。ネットに慣れた人にはとてもスムーズ。半年間なにも有料サービスを買わないと、電話番号が使えなくなったり、解約されたりする可能性がある(維持するためには最低限のお金がかかる。

1. povoの仕組みを分かりやすく解説:「トッピング」って何?

povoの料金プランは、これまでのスマホの常識とは全く違います。その中心にあるのが「トッピング」という考え方です。

1.1 すべての基本は「基本料金0円」

povoは、月額の基本料金が0円から始まります。これはとても魅力的ですが、注意が必要です。

基本料金0円の状態では、電話番号を維持し、電話を受けたり、SMS(ショートメッセージ)を送受信したりすることはできます。しかし、インターネットの通信速度は最大128kbpsという、非常に遅い速度に制限されます。この速度は、LINEで文字のメッセージを送るのがやっとで、ウェブサイトや動画、地図アプリなどを快適に使うことはまず不可能です。

この「基本料金0円」は、契約のハードルをなくし、「とりあえず持っておく」という使い方を可能にしています。例えば、メインで使っているスマホが通信障害で使えなくなった時のための予備の回線として、あるいは、ほとんどネットを使わない家族のための電話番号維持用として、非常にユニークな価値を持っています。

1.2 自分で選んで組み立てる「トッピング」メニュー

povoの本当の価値は、専用アプリから購入する、たくさんの「トッピング」という追加メニューによって発揮されます。これらを自由に組み合わせることで、自分だけのオリジナルプランを作ることができます。

povoは、一度契約したらお任せ、というプランではありません。常に自分のデータ残量を気にかけ、これからの使い方を予測し、自分でトッピングを買う必要があります。「90日間有効なギガを買うのと、30日間のものを3回買うのはどっちがお得かな?」といったことを、自分で考え、判断しなくてはなりません。この「管理する手間」を、楽しめるかどうかが大きなポイントです。

2025年10月4日時点で利用できる、主なトッピングをご紹介します。

種類トッピング名内容有効期間料金(税込)
データ(短期・臨時)データ使い放題ネット使い放題24時間330円
データ使い放題ネット使い放題6時間250円
データ追加1GB1GB7日間390円
データ(毎月使う人向け)データ追加3GB3GB30日間990円
データ追加20GB20GB30日間2,700円
データ追加30GB30GB30日間2,780円
データ(まとめ買いでお得)データ追加60GB60GB90日間6,490円
データ追加150GB150GB180日間12,980円
データ追加360GB360GB365日間26,400円
電話5分以内通話かけ放題1回5分以内の国内通話がかけ放題1ヶ月ごと550円/月
通話かけ放題国内通話が時間無制限でかけ放題1ヶ月ごと1,650円/月
留守番電話サービス留守番電話が使える1ヶ月ごと330円/月
その他DMMポイント+データDMMポイントとデータ使い放題のセット550円~
すかいらーくご優待券+データ優待券2,000円分+データ使い放題(24時間)2,280円

注:上記は主なトッピングです。期間限定のものは随時変わります。

1.3 海外での利用について

povoは海外でもネットを使えますが、国内とはルールが違います。海外で使うには、渡航先の国に合わせた専用の海外データトッピングを買う必要があります。電話やSMSは使った分だけ料金がかかります。

海外トッピングは、行き先によっていくつかの種類に分かれていますが、正直なところ、ahamo(アハモ)のように基本料金内で海外データ通信が含まれているプランや、海外旅行専用のSIMサービスと比べると、料金は割高になることが多いです。


2. お金の話:本当はいくらかかるの?

povoを利用する上で、実際にかかる可能性のあるお金について、すべて見ていきましょう。

2.1 手数料は本当に無料?

povoは基本的に契約時のお金はかかりませんが、いくつか例外があります。

  • 契約事務手数料:普通に個人で使う分には0円です。ただし、1年以内に同じ名前で6回線以上契約するような特殊なケースでは、6回線目から手数料(3,850円)がかかります。
  • SIMの再発行手数料
    • 物理SIMカード:なくしたり壊したりして再発行する場合、3,850円(税込)かかります。これはかなり高いので注意が必要です。
    • eSIM(スマホ本体に情報を書き込むタイプ):再発行は当面の間無料です。

この料金設定から、povoが「できるだけeSIMを使ってほしい」と考えていることが分かります。eSIMの方が、会社側のコストも手間もかからないからです。

2.2 半年に一度の「生存確認」ルール

povoの「基本料金0円」は、何もしなくても永久に0円で持ち続けられるわけではありません。「180日ルール」という大事な決まりがあります。

これは、最後に有料トッピングを買ってから180日間、一度も新しい有料トッピングを買わなかったり、有料の電話やSMSを合計660円以上使わなかったりすると、利用停止の予告が届き、最終的には契約解除されてしまうというルールです。

つまり、電話番号を維持するためには、半年に一度は何か有料のものを買う必要があります。一番安いトッピングの一つが250円なので、年間の最低維持費は約500円となります。「基本料金0円」の裏には、この最低限のコストがかかることを覚えておきましょう。

どんな使い方?月に使うデータ量povoでのおすすめの買い方毎月の実質料金
あまり使わない人~3GBデータ追加3GB(30日間)を毎月買う990円
平均的な使い方の人20GB~30GBデータ追加360GB(365日間)をまとめ買い2,200円
たくさん使う人80GB~100GB【期間限定】データ追加1TB(365日間)をまとめ買い約3,180円
予備の回線としてほぼ0GB180日ごとに一番安いトッピングを買う約42円

3. お得なキャンペーン情報(2025年10月4日現在)

povoの本当のお得さは、キャンペーンをうまく使うことで最大限に引き出せます。

他社からの乗り換えが超お得!

povoは、特に他の携帯会社から電話番号そのままで乗り換える(MNP)人向けに、非常に強力なキャンペーンを行っています。

  • 本気割キャンペーン:povoの目玉キャンペーンです。他社から乗り換えて、対象の大容量・長期間のデータトッピングを買うと、支払った金額の半額相当がau PAYの残高として戻ってきます。
    • 例えば、「データ追加360GB(365日間)」(26,400円)を買うと、13,200円分が戻ってくるので、実質1年間で13,200円になります。
    • これを月額に換算すると、毎月30GBのデータを、auの高品質な電波で、実質たったの1,100円で使える計算になります。これは驚異的な安さです。

このキャンペーンから分かるのは、povoが「とりあえず試してみて」という使い方よりも、「他社から乗り換えて、1年分などまとめて契約してくれる本気の人」を一番歓迎しているということです。この方法が、povoを最もお得に使うための「正解」と言えるでしょう。

キャンペーン名対象の買い方支払う金額戻ってくる金額実質の年間費用毎月のデータ量毎月の実質料金
本気割 (50%還元)データ追加360GB(365日間)26,400円13,200円分13,200円30GB1,100円
本気割 (50%還元)【期間限定】データ追加1TB(365日間)38,160円19,080円分19,080円約85GB1,590円

出典:5


4. 実際に使っている人のリアルな声(口コミ・評判)

料金だけでなく、実際の使い心地はどうなのでしょうか?

通信の速さと安定性:さすがのau品質!

povoの一番の強みは、通信の品質です。多くの格安SIMが大手キャリアの回線の一部を借りているのに対し、povoはauそのものなので、au本家と全く同じ電波を使っています。

その結果、通信速度は非常に速く、安定しています。特に、他の格安SIMが遅くなりがちな平日お昼の12時台でも、povoは快適な速度を保っているという声が非常に多いです。利用者からも「通信が安定している」「速くてストレスがない」といった高評価がほとんどです。

サポート体制:すべて自己責任の「ネット完結」モデル

povoの安さを実現している理由の一つが、サポートを徹底的にシンプルにしている点です。サポート窓口はネットのチャットのみで、お店や電話での相談は一切できません

この点については、評価が真っ二つに分かれます。簡単な質問ならチャットで解決できたという声もありますが、複雑なトラブルが起きたときに「担当者となかなか話せない」「マニュアル通りの答えしか返ってこない」といった不満の声も少なくありません。povoは、困ったときに自分で調べて解決できる人向けのサービスだということが、ここからも分かります。

みんなの良い口コミ・悪い口コミまとめ

【良い口コミで多い意見】

  • キャンペーンを使うと、とにかく料金が安い。
  • auと同じで通信が速くて安定している。
  • 毎月使うデータ量が変わる人にとって、必要な分だけ買えるのが便利。

【悪い口コミで多い意見】

  • トッピングの仕組みが「分かりにくい」と感じる人もいる。
  • 電話やお店で相談できないのが、いざという時に不安。
  • ギガを使い切った後の超低速状態では、本当に何もできない。

5. 最終結論:で、結局あなたはpovoにすべき?すべきじゃない?

これまでの話を全部まとめて、「povoを契約するメリットがあるか?」という一番大事な質問にお答えします。

A. povoが超おすすめな人(メリットがある人)

  • 安さを追求するネットヘビーユーザー
    月に20GB以上ネットを使い、1年分などのデータをまとめて買うことに抵抗がない人。キャンペーンをうまく使えば、高品質な回線を市場最安レベルで使えます。
  • 毎月使うデータ量が変わる人
    仕事やプライベートの都合で、ネットをたくさん使う月と、ほとんど使わない月の差が激しい人。固定料金のプランと違って、無駄なく使えます。
  • 予備の回線が欲しい人
    メインで使っているスマホが万が一使えなくなった時のために、安くても信頼できる予備の回線を持っておきたい人。最低限のコストでauの電波を確保できます。
  • スマホやネットに詳しい、自己解決できる人
    契約からトラブル解決まで、すべてアプリやネットで自分でできる人。お店や電話のサポートは必要ない、と断言できる人。

B. povoはやめたほうがいい人(メリットがない人)

  • 「毎月定額で安心」を求める人
    毎月決まった料金で、ギガの残量を気にせず安心して使いたい人。povoでは、トッピングを買い忘れるとネットが使えなくなるリスクが常にあります。
  • スマホの操作や設定に不安がある人
    困ったときに、お店のスタッフや電話で直接相談したい人。povoのネットだけのサポート体制では、問題が起きたときに解決できず、途方に暮れてしまう可能性があります。
  • 海外によく行く人
    海外でネットを使うことはできますが、料金はahamoなどのライバルと比べて割高です。海外利用が多い人には向いていません。
  • 家族みんなで安くしたい人
    povoには、家族割や家のインターネットとのセット割が一切ありません。家族でまとめて契約する場合は、他の携帯会社の方が合計金額は安くなることが多いです。

あなたへの最終アドバイス

【メリットはあります】
もしあなたが、この記事で紹介した「povoが超おすすめな人」に当てはまるなら、povoは間違いなく大きなメリットがあります。これまでにない自由さと、驚くほどの安さで、高品質な通信を手に入れることができます。
【メリットはありません】
しかし、もしあなたが「povoはやめたほうがいい人」に当てはまるなら、povoにメリットはありません。その理由は明確です。「システムの複雑さや、自分で管理しなければならない手間、そして困ったときに相談できる窓口がないという不安が、料金の安さというメリットを上回ってしまうから」です。このような方にとっては、povoの自由さは「便利な機能」ではなく「不便な欠陥」に感じられるでしょう。
povoを選ぶということは、自由と引き換えに、すべてを自分で管理する責任を引き受けるということです。ご自身のスマホとの付き合い方をよく考え、このユニークなプランが本当に自分に合っているか、慎重に判断してください。

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